成田空港VS羽田空港 2

2017年12月26日

Bトレインショーティー 京成電鉄 新型スカイライナー

前回は、東京駅、新宿駅から成田空港、羽田空港へのアクセスを比較してみました。今回は池袋、上野、大宮駅からのアクセスを考えてみましょう。これら3駅の共通点は「北関東、東北への玄関口」だということですね。さて、どのような結果が得られるでしょうか。

池袋駅

前回と同様、平等にするためにお昼の12時発で比べてみます。まずは成田空港です。最短ルートは山手線で日暮里駅まで出ます。日暮里から京成が誇るスカイライナー。乗り換え1回、所要時間56分、お値段2,610円です。これ以外にも探しましたが、どうしてもスカイライナー経由しかありません。池袋から鉄道で成田空港へ行くとなると、スカイライナーは避けて通れないのが現状です。

次に、羽田空港。私も驚きましたが、距離の割にものすごく不便です。池袋から埼京線、山手線に乗り継ぐ形で品川まで出ます。品川から京急で羽田空港に着きます。乗り換えが2回、所要時間53分、お値段、約670円です。乗車時間は38分ですから、いかに乗り継ぎ時間でロスしているかが分かります。乗り換えの回数を減らそうと思えば、池袋から品川まで山手線で行けます。しかし、この場合、所要時間は1時間を上回ってしまいます。そうなると、成田空港に時間の面で負けてしまいます。

確かに、価格は羽田空港の圧勝ですが利便性を考えると成田空港に軍配があがりますね。

大宮駅

急激な成長を遂げている大宮駅。空へのアクセスはどうなのでしょうか。まずは成田空港。池袋駅からのアクセスとほぼ同じです。高崎線で上野まで出て、上野から京成に乗り換えです。ただ、上野におけるJRから京成へのアクセスはよくありません。日暮里が一番便利ですが、高崎線の列車は日暮里駅には止まりません。いちいち、山手線で折り返すのも不便ですね。乗り換え1回、所要時間1時間30分、お値段、約2,800円です。

次に羽田空港です。大宮からは新線の威力が遺憾無く発揮されます。何と品川まで1本。そして、品川から京急に乗り換えです。乗り換え1回、所要時間、約1時間10分、お値段、約1,000円です。

鉄道だけ見ると羽田空港の圧勝です。成田空港は上野駅での乗り換えがネックです。成田空港へはバスでも2時間かかるので、大宮からは羽田空港が便利です。

いかがでしたか、羽田空港に国際線が復活し便利になりましたが、実際に便利になるかはケースバイケースだと思います。慎重に、情報を鵜呑みにしないほうがいいでしょう。