私鉄の塗装について

2017年12月26日

プラレール 阪急電鉄9000系

以前、JR(国鉄)の塗装について書いたので、今回は私鉄の塗装を取り上げたいと思います。ただ「私鉄」と言っても会社があまりにも多いので、関西私鉄に限定したいと思います。と言っても関西私鉄の塗装だけでもずいぶん語れると思いますが。

関西私鉄の塗装と聞いて一番「ピーン」と来るのは阪急電鉄ではないでしょうか。あのチョコレートのようなマルーンカラーは創業以来のシンボルマーク。バブルの時期に塗装変更の話もありましたが、沿線住民の反対により実現しませんでした。それでも、少しずつ阪急の塗装も変化しています。今まではマルーンカラー一色でしたが上部に白色の白線が引かれるようになりました。一部の鉄道好きからは「カフェオレ」とも呼ばれています。この「カフェオレ」タイプがどんどん増殖し、気が付けば阪急神戸線の全ての車両が「カフェオレ」になってしまいました。これも時代の流れなのでしょう。それでも、マルーンカラーを頑なに守り続ける姿勢は「さすがだな」と思います。

「いつの間にか塗装が変わってしまった」例に阪神電車が挙げられます。最近まで特急運用につく車両は上部がクリーム色、下部が赤色、普通電車は上部がクリーム色、下部が青色という塗装でした。一目瞭然で種別を特定することができたのです。ところが、近鉄と直通運転を開始した時から状況が変わりました。上部がオレンジ色、下部が白色に変わりました。そして、その新塗装が瞬く間に増殖したのです。普通電車の塗装も上部が水色、下部が白色の車両が半数を占めるようになりました。ついに、昨年、特急系で以前の塗装が消滅したのです。子供の時から愛着のある塗装だったので、少し寂しく感じます。それでも、旧塗装の雰囲気は少しだけ残しているので「良し」としましょう。

大きく塗装を変えた会社に南海電車が挙げられます。1992年以前は緑色の濃淡という神戸市電に近い塗装でした。ところが、関西空港の開業を期にイメージチェンジを行い、薄い灰色に青色とオレンジ色の線が引かれるようになったのです。私は新塗装しか知らないのですが、緑色の昔の塗装も見たかったですね。個人的に緑色は好きな色なので余計にそう思うのかもしれません。それでも、現在の塗装も悪くはないですよ。

関西私鉄の塗装はJRと違って落ち着いた色が多いような気がします。「塗装」は各私鉄の「看板」に当たるわけですから、急には変えられません。よい塗装がこれからも出ることを願っています。