YOUTUBEと鉄道

2017年12月26日

YouTube (English Edition)

今回はYOUTUBEと鉄道というユニークな組み合わせで語りましょう。YOUTUBEはある意味で鉄道趣味に大きな影響を与えたといえるでしょう。ただ、具体的にどのように変わったかについてはあまり語られてこなかったと思います。そこで、整理してみましょう。

YOUTUBEを初めて利用したのが高校生の時だったと思います。初めてYOUTUBEを利用した時は「有料になったらどうしよう」とかなりビビっていたことを覚えています。そのときは日本初の動画は少なく、ほとんどが外国初だったと思います。

やがて、どんどん国内初の動画が多くなってきました。まず、登場したのが駅で撮った電車の動画や前面展望です。初期の前面展望はレベルが低く「いかにも素人が作ったものだなあ」というのが多かったと思います。ところが年が経つにつれ、どんどん全面動画のレベルが高くなっていったのです。そうすると、前面展望のDVDをほとんど買わなくなりました。YOUTUBEで見るだけで十分。わざわざお金を払う必要がなくなったのです。前面展望の次は走行音。動画ではなくて「音」だけ。これも逆転の発想なのでしょう。これにより走行音のCDやMDを買う必要もなくなったのです。おそらく、個人で前面展望や走行音を売っていた人は苦境に立たされたことでしょう。

その次に出たのが駅で流れるチャイムやベルのサイン音が出てきたのです。これにより鉄道模型と組み合わせることで、実践さながらの運転が楽しめるようになったのです。パソコンだと簡単にタイミングを調節することができます。この頃から、パソコンが大きく鉄道の趣味を変えているということに気づき始めました。

YOUTUBEで一番驚いたのが昔の鉄道の動画が出たとき。確かに、DVDで昔の鉄道を紹介したものは多かったですが、ほとんど編集済みのものばかり。素人が作った無修正の昭和の鉄道が見られるのは本当に革命的でした。本当に昭和にいるような感覚になりました。そこから、鉄道模型の車両作りや珍しい車両のレポートが出てきました。これを見ていると鉄道雑誌を読まなくても情報が得られるようになりました。そう考えると、ある意味YOUTUBEで鉄道趣味の大部分が完結できるようになりました。

しかし、YOUTUBEで埋め合わせない要素があります。それは「臨場感」。やはり、列車に乗った時の「臨場感」。珍しい列車が来る時の「ドキドキ感」はYOUTBEでは感じられません。おそらく、どんな新しいコンテンツでも臨場感をたっぷり味わうことは無理でしょう。今後はYOUTUBEともっと賢い付き合い方をしたいと思います。