東急世田谷線

2017年12月26日

東京急行電鉄世田谷線「山下」キーホルダー

今回は東急世田谷線のお話をしましょう。東急世田谷線はマスコミにも取り上げられ、ものすごく有名な路線になりました。というのも、都内では珍しく路面電車タイプの車両だからです。それでは早速見ていきましょう。

私が東急世田谷線に乗ったのは小学校4年生か5年生の時だったと思います。親戚と東京の路面電車を乗り回し、その行程で一番の目玉となったのが東急世田谷線だったのです。当時は緑色の70系、80系、150系が主力でした。渋谷まで路面電車が乗り入れた時代に使われていた車両です。初対面は「よく整備されているのあ」というのが正直な感想。確かに、製造されてかなりの年数が経っていましたが、緑色のボディが綺麗に磨かれピカピカでした。やはり、母体が大手私鉄なのできちんと整備ができる余裕があるのでしょう。車内に入ると「ムッ」とした熱気を感じました。そうです、乗ったときは8月。しかし、この当時の世田谷線の車両は全て冷房が付いてなかったのです。当時(1990年代後半)でも、冷房車が大半でしたので「こんな冷房が付いていない車両が都会に走っているのか」と驚いたことを今でも覚えています。さらに、ステップの一つ一つの段差がものすごく広いのです。小学生の私にとっては乗るのも一苦労でした。お年寄りはものすごく大変だったでしょう。

電車が走り出してさらにビックリ。何とワンマンではなく車掌さんがいたのです。当然、車内放送は肉声。私の中で路面電車=ワンマン=テープ放送というイメージでしたから。そんなレトロ調の車両でも車内は満員。おそらくライバル路線が少ないからでしょう。平成の時代になっても、このような古い車両が残ったのも納得できます。

ただ、路面電車と言ってもほとんどが専用の路線を走ります。一般道を走るシーンはほとんどありません。当然、渋滞に巻き込まれることもありません。「渋滞に巻き込まれない」という理由で世田谷線は生き残れたのです。今さら、一般的な鉄道にするにもコストがかかりますからね。

さすがに今は新しい車両(300系)に変わり、冷房完備、ステップのない快適な車両になりました。新しい車両に交代してからは世田谷線には乗ったことがありません。快適な車両でますます便利になった世田谷線をこの目で見たいものです。ただ、新しい車両になったとは言え昔ながらのレトロさも残して欲しいですね。部外者なのであれやこれやと世田谷線に無理な要求を突きつける自分がいます。