乗ってみたい車両 西武鉄道

2017年12月26日

知れば知るほど面白い西武鉄道

「いつの間にか」と書いたら怒られそうですが、私が気づかない間に東京と埼玉を結ぶ西武鉄道がどんでもない車両を登場させました。最初は「なんだ通勤車を改造した観光列車か」と舐めていたのですが、返って私が馬鹿にされそうな列車を西武はこしらえたのです。今回は、西武の謎な観光列車を取り上げましょう。

その観光列車とは2016年の4月17日にデビューした「52席の至福」です。種者は西武秩父線のローカル輸送で活躍する4000系。これだけ見ると、よくわからない車両ですね。しかし、私は記事を見て驚愕しました。なんとこの列車、全車レストランなのです。つまり「52席の至福」に乗車すると豪華な昼食ないし夕食が食べられるのです。確かに、日本では料理を食べることができる車両「食堂車」は存在しました。しかし、全ての車両が「食堂車」というのは今回が初めてではないでしょうか。

また、メニューが究極的にこだわっているのです。もちろん、材料は西武沿線で採れたものを使用。一番の目玉は埼玉県で育てられた牛肉です。そして、メニューは和食、洋食、中華の一流プロが考え出したもの。まさに、本格的なレストランなのです。よくよく考えれば、和・洋・中の料理人が集まるわけですから、「フランスレストラン」とか「和食」のようにカテゴライズされないわけですね。「西武オリジナルのレストラン」ということができるでしょう。メニューは夕食と昼食に分けられています。メニューに書かれている文字を見るだけで「おいしさ」が伝わってきます。一体、どのような料理なのでしょうか。本当に気になります。

さて、走行区間を確認しておきましょう。基本的に、夕食、昼食とも池袋・西武新宿~秩父、西武新宿~本川越となります。このようなことを言っては失礼ですが、秩父線以外、美しい景色が見られるスポットは本当に少ないのです。きっと、観光列車を走らせたい西武鉄道の社員は頭を抱えたと思います。その時に「全車レストラン」を思いついた方は本当に天才だと思います。

そのような、会社上げての観光列車ですから、もっとこだわらなくてはなりません。車内のインテリアはおよそ普通の車両を改造したとは思えないシックなもの。さらに車両メロディーもプロに頼んでいます。

これだけこだわった車両ですと値段を心配される方もいらっしゃるでしょう。しかし、それが案外安いのです。昼食で1万円、夕食で1万5千円です。少しの贅沢と考えればいいですね。もちろん、予約制ですのでご注意を。