ウズベキスタンの高速列車

2017年11月29日

ウズベキスタン・ガイド: シルクロードの青いきらめき | 萩野矢 慶記 |本 | 通販 | Amazon

今回は、中央アジアの中核、ウズベキスタンの高速列車を紹介します。ウズベキスタンは1991年にソビエト連邦から独立しました。ソ連時代は見向きもされない国でしたが、独立後は歴史ロマンを感じさせるサマルカンドを中心に多くの観光客が訪れています。高速列車だけでなく、そんなウズベキスタンの魅力についても説明していきたいと思います。

ウズベキスタンの高速列車は「アフラシャブ号」といいます。「アフラシャブ」はサマルカンドの北部にある有名な遺跡です。「アフラシャブ号」は首都のタシケントから観光地のサマルカンドを結んでいます。所要時間は340キロを約2時間10分で結んでいます。当初の計画では2時間で結ぶ予定でしたが、高速鉄道に使用する線路が不足している関係で、2時間30分でスタートしました。運行開始は2011年3月11日です。

「アフラシャブ号」に使われている車両はスペインのタルゴ社で製造されたタルゴ250です。そのため、最高時速は250km/hまで出せます。現在は平日1日1往復、週末は2往復となっています。

車体は流線型で白を基調とし青色の横線が入っています。未来性を感じさせる素敵なデザイン。これからのシルクロードの交通輸送の主役となりそうな雰囲気を漂わせています。

車内は青色を基調としたシートがズラリと並んでいます。日本の新幹線と比較しても遜色がありません。もちろん、リクライニングができ快適な旅が楽しめます。また、サービス面も充実。ウェルカムティーとサンドイッチやクロワッサンが配られます。なお「アフラシャブ号」には3つのクラスが用意されており、一番安いシートでタシケント~サマルカンド間が約2000円になります。

将来的にはウズベキスタン西部、ヒヴァ、ブハラなどの中核都市も高速列車で結ばれることになるでしょう。実際に、サマルカンド~ブハラ~ヒヴァを結ぶ新線の建設が計画されています。

問題は国際列車です。ウズベキスタンはタジキスタンやキルギスといった中央アジア諸国と国境を接していますが、あまり鉄道は発展していません。唯一の例外が、ソビエト連邦時代の名残で走っているモスクワ行きの国際列車です。国際列車に高速列車をそのまま走らせることは、様々な困難が伴うはずです。隣国へも鉄道でダイレクトにアクセスできればいいのですが。

いずれにせよ、新しいウズベキスタンのスター「アフラシャブ号」に期待しましょう。個人的にもいつか乗ってみたいです。