ブルーリボン賞と受賞車両

2017年11月29日

スター列車カタログ 第10巻 ブルーリボン賞受賞車両特集(1958~2002) [DVD]

優れた鉄道車両に与えられる賞の1つに、ブルーリボン賞があります。ローレル賞という賞もあるのですが、ブルーリボン賞はローレル賞よりもランクが上です。ローレル賞を優秀賞とすれば、ブルーリボン賞は最優秀賞、という感じです。

そんなブルーリボン賞を、阪神電車の普通列車が受賞しました。阪神電車の車両として初めて半自動でドアを開閉できるボタンがついているのが特徴です。普通列車は途中駅で優等種別を待避するために、停車時間が長くなりがちです。長い停車時間の間に冷暖房の効果が失われないよう、停車駅でも乗客の判断でドアを開閉できるシステムになっています。

関西エリアで言えばJRがすでにこうした半自動式のドアを多数の車両に導入しています。私鉄ではレアではないでしょうか。

もっとも、私が時折阪神線で見かけるとき、ドアがすべて開けっ放しになっていることが多いです...。JRをあまり利用しない人たちにとっては、まだまだ半自動式ドアに意識が向いていないようですね。半自動ドアが当たり前になるくらい製造数が増えれば、乗客も積極的にドアを開閉するようになるのでしょうか。JRだと閉め忘れていると白い目で見られることもあるくらいなのですが...。

鉄道会社としては、遠距離の利用者を優遇したいと考えています。当たり前のことですが、乗車距離が長いほど運賃が高くなります。収益性を向上させるためにも、様々な技術が取り入れられた先進的な車両は、優等種別に充当されるケースが多いです。結果として、ローレル賞やブルーリボン賞の受賞車両も、優等種別メインで運用される車両が大半です。

ただ、各停のほうが、駅への発着頻度が高くなります。そのため個人的には、各停車両の加減速の性能は高めておくべきではないかと思います。実際、列車遅延時にはせっかくの優等種別が列車の詰まりによって徐行しているケースも少なくありません。今回の阪神各停車両のブルーリボン賞受賞をきっかけに、鉄道各社が走行性能も含めた各停用車両のレベルアップに力を注いでくれることを期待しています。