電車の所要時間が体感と一致しない?!

2017年11月28日

CASIO MQ-24-7B2LLJF Men's Analog Watch

「○○まで電車で20分」などと言った広告を目にすることがありますよね。ところが、実際に乗ってみると思ったより早かったり、遅かったりすることがありませんか?もちろん、広告主が嘘をついているわけではありません。実際に時刻表を見ても、また時計を見て遅延がないかをチェックしても20分なのに、体感での所要時間が20分より長かったり、短かったりすることがあるのではないでしょうか。

所要時間が体感と一致しない理由は、停車駅の数です。停車駅が多いと気づかないうちに無駄な時間を過ごしているストレスを感じ、所要時間を長めに感じてしまうのです。

そのため、鉄道を利用する際には、所要時間だけではなく、停車駅の数もチェックしてみましょう。実際、ラッシュ時に通勤・通学に利用するとなると、停車駅が1,2駅の路線に20分乗る場合と、2,3分おきに停車する路線に20分乗る場合とでは、前者の方がラクに感じるはずです。

ラッシュ時に電車に乗る機会は少ない、という人もいるでしょう。そんな人は、早朝や夜遅くなどに、通過待ち等がない各駅停車に乗ってみてください。各停と優等種別の所要時間の差を生む最大の要因は、多くの路線においては通過待ち・接続待ちの時間です。各停は優等種別に追い抜かれるために停車時間が長くなるのです。

逆に考えれば、待避がない各停に乗れば、速達性はある程度確保されることになります。早朝・深夜には優等種別が少なく、短距離~中距離を待避なしで走破する各停がある路線が多いですから、ぜひチェックしてみてくださいね。案外所要時間差が少ないことがわかると思います。

ところが、実際に待避なしの各停に乗ってみると、優等種別よりもはるかに長い時間がかかるように思えるはずです。停車駅が多いことが原因です。人間は退屈していると時間が経つのが遅いように感じる、という話は聞いたことがありますよね。各停に乗って、自分にとっては必要のない駅に停車している時間は退屈感(ムダ感)を与えます。結果として時間が経つのが遅く感じ、所要時間が長いと錯覚してしまうのです。