鉄道時刻表の買いづらさ―やはり紙媒体は廃れるのか?

2017年11月29日

JTB時刻表2017年6月号 | |本 | 通販 | Amazon

 鉄道ファンには様々な種類があります。乗り鉄、撮り鉄、音鉄などです。そして、鉄道ファンの中には鉄道ダイヤが大好き、という人も少なくありません。鉄道各社が乗客の利便性や収益性、車両運用など様々な要素を勘案し、工夫を凝らして設定するダイヤですので、ファンとしてもダイヤ設定の背景を探る楽しみがあります。

 鉄道ダイヤについて知るためには、鉄道時刻表が不可欠です。ところが、鉄道時刻表を入手するのは次第に困難になってきています。鉄道ファン以外の方からすると、「駅に行けばもらえるのではないか」と思うでしょう。しかし、鉄道ファンが求めている時刻表は、各駅でもらえる駅の発車時刻表ではありません。様々な列車の時刻が路線別などにまとめられている分厚い鉄道時刻表です。

 鉄道時刻表の中でも、全国各地を走るJRのものは、比較的入手しやすいです。少し大きめの本屋さんや、Amazonなどのネット通販で手軽に買うことができます。入手が難しくなってきているのが、私鉄の時刻表です。私鉄各社の中には需要があまり見込めないことから、そもそも一般向けの鉄道時刻表を販売しないところもあります。スマホの乗り換え検索アプリを利用すれば知らない土地に行く場合でも手軽に列車の時間や乗り継ぎ経路を知ることができるようになり、紙媒体の時刻表が欲しいのはファン位になってしまっていることも販売減少の一因です。

 また、販売を行っていても駅やその周辺でしか買えないケースもあります。鉄道ファンとしては列車の時間を調べたいのではなく、ダイヤがどのように設定されているかをチェックしたいのです。そのため、自分が住んでいないエリアの鉄道時刻表も手に入れたいところです。

 ところが、自分が住んでいるエリアでさえも、鉄道時刻表を入手しづらいケースがあります。せめて大手私鉄各社は自社HPからのネット販売でよいので、鉄道時刻表を販売してもらいたいと思います。なかなか需要が見込みづらい、という場合でも駅員などに向けて製造している時刻表はあるでしょうから、一般向けにも積極販売して利益を狙ってほしいと思います。