整理券自動読み取り機の導入について考える

オープン工業 紙製連番荷札(5色500枚入)BF-105

 ローカル線には無人駅が多く見られます。そのため、目的地までの適切な切符を購入しない乗客が発生しやすくなるという問題があります。そこで、一部のローカル線では車内に運賃箱を設置し、ワンマン列車の運転士が無人駅では改札業務を行う場合があります。無人駅に運賃箱を設置するよりも、路線バスのように乗務員がいる列車で運賃を支払う方式にしたほうが安全性も高いですね。

 ところが、この方式でも乗車した駅を偽って申告し、適切な運賃を支払わない乗客が出かねません。そこで整理券が発行されています。降車時に運転士が整理券をもとに乗車駅を確認する仕組みです。

 しかし、運転士が改札業務を担当するのは一部の無人駅においてのみです。そのため、「無人駅→有人駅」という乗車をした場合は、有人駅の窓口で整理券を提示し、運賃精算をする必要があります。切符と異なり、整理券は自動精算機では読み取れないため、わざわざ駅係員が対応する必要があったのです。駅係員の負担にもなりますし、利用客としても改札を出るために時として精算を待つ人の長い列に並ぶ羽目になります。

 こうした問題を解決してくれるのが、整理券の自動読み取り機です。整理券を自動で認識し、人の手を介さずに運賃精算を行えるようになったのです。レシップという会社がJR東海に納入したと報じされています。

 整理券を自動で読み取ることができれば、将来的にICカードによる決済を拡大しやすくなります。窓口で運賃を精算する場合はICカードが使えないケースがあります。整理券を自動で読み取ることができれば、ICカードと併用することでよりスムーズに運賃を支払うことができるようになるでしょう。

 ローカル線なのだから乗客も少ないはずなので、わざわざ設備投資をしなくても良いのでは、と考える人もいるかもしれません。しかし、ローカル線であるがゆえに本数が少なく、また途中駅で乗車した人の多くが終着の主要駅まで乗車します。そのため、列車が終着駅に到着した際に駅窓口が急激に混雑してしまうことになるのです。これではローカル線の乗客にとって不便であり、さらに鉄道を利用しづらくなってしまいますね。小さな改善かもしれませんが、整理券の自動読み取り機導入がローカル線の利用促進につながることを願っています。