鉄道ファンが引き起こすトラブルと対策について考える

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 鉄道ファンは鉄道の利用者として、鉄道会社に一定の収益をもたらしています。赤字ローカル線にわざわざ乗りに行くなどして、地方路線の維持にも一役買っていることもあるでしょう。さらに、鉄道グッズの販売等では高額のグッズを購入し、中小鉄道会社の収益に大きく貢献するケースも見られます。こうした鉄道ファンの活動ですが、逆に鉄道会社に迷惑をかけているケースもあります。

 例えば、ラストランの際に写真を撮ろうとしてホームの端までせり出してしまったり、踏切から線路内に立ち入ったりといったケースです。こうした安全運航に支障をきたすような悪質なケースだけでなく、平時の撮影等でも通常の乗客の通行や快適な乗車を妨げてしまっていることもあるでしょう。こうしたトラブルを減らしていかないと、鉄道ファンの存在自体がマイナスととらえられかねません。そこで、いくつかのトラブル対策を考えてみたいと思います。

 まず、鉄道ファンを対象とした記念列車等の運転を増やしてほしいと思います。鉄道会社は沿線人口の減少に悩んでいるケースが多いです。そのため、観光列車を投入して収益アップにつなげています。この観光列車、もちろん鉄道ファンが乗っても楽しいのですが、沿線の文化を体験したり、新鮮な食材に舌鼓を打ったり、車内でリラックスしたりといった目的のものがほとんどです。これに加えて、鉄道に乗ること、撮影すること、音を楽しむことなどを主目的とした列車を投入し、鉄道ファンの需要を喚起してみると良いのでは、と思います。ローカル線などで実施すれば、昔懐かしい車両を走らせやすいこともありますし、シニア需要を取り込んで収益化できるのではないでしょうか。

 また、鉄道会社が動画や写真をHPで積極的に公開する姿勢にも期待したいです。例えばYoutubeを見ると鉄道ファンが撮影したと思われる動画が多数投稿されています。これも良いのですが、中には危険な態勢で撮影したのではないかと思えるものも見られます。鉄道会社が魅力的な動画・写真を撮影できれば、無理な撮影が減少するのではないかと思います。