103系がついに大阪環状線から引退へ

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 関東ではとっくの昔に引退したものの、関西では主要路線といえる大阪環状線でも走り続けていた103系が、ついに環状線から姿を消すことになりました。新型車両の導入が進められていただけに想定された事態ではありますが、残念なことは言うまでもありません。

 103系はモーター音の大きさや消費電力の多さが問題視され、着実に数が減少してきています。モーター音の大きさは鉄道ファンからすると魅力の1つでもあるのですが、列車内で音楽を聴いたり、会話を楽しんだりする人にとっては厄介の種なのでしょう。また、乗客だけでなく沿線住民にとっても、大きな音を立てて列車が通過することはストレスになってしまいますね。駅チカの人は鉄道を利用するからまだしも、線路は近いものの駅は遠い人にとってはたまったものではなかったと思います。

 この103系ですが、環状線から引退するからといって関西から姿を消すわけではありません。大和路線や奈良線、阪和線ではまだまだ元気な姿を見せてくれています。時には快速列車の運用に入ることもあり、騒音がすごいと言いながら快速運転をさせて轟音を響かせるあたり、鉄道ファンには嬉しいのですが多くの人にとってはマイナス材料かもしれません。

 また、103系は老朽化が進んでおり、運転性能にも課題が増えてくるでしょう。103系が走っているがゆえに遅延が生じたり、ダイヤの回復力が落ちたりする悪影響が大きくなるにつれて、他の路線からも追い出されてしまうのではないかと思います。特に奈良線は複線区間を増やす取り組みが進められていますから、複線化エリアが広がるタイミングで追い出されてしまうかもしれませんね。

 長年にわたり運用され続けている103系は、幅広い年代に親しまれています。ラストランの日は多くのファンが別れを惜しむでしょう。そんな103系が消えてゆくことは鉄道ファンとしては残念です。しかし、鉄道の本来の役割である快適な輸送を実現できることや、新型車両が登場して楽しませてくれることを考えると良い面もありますね。