降雪時の鉄道運行について考える

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豪雪地帯でも鉄道は運行されている

日本では全国各地に鉄道ネットワークが張り巡らされています。決して人口が多いとは言えない地域にも鉄道があり、経営に苦戦している路線もあるくらいです。

そんな日本の鉄道は、豪雪地帯でも運行されています。豪雪地帯にも比較的規模の大きな都市が見られるケースがありますから、通勤・通学に鉄道を利用している人も少なくありません。冬場に雪が積もるのは当然という地域も多数ありますから、雪が積もっていても鉄道は運行されます。学校や会社に通う人などが利用する以上、鉄道が運転する必要があります。

とはいえ、鉄道は線路に多くの雪が積もってしまうと運行できなくなります。また、雪で視界が悪くなれば減速して運転するなどの対応を迫られることになります。道路を走るタクシーなどと比べて自由なルート変更ができないため、除雪車を出すなどして除雪作業を進める必要が出てきます。

結果として、豪雪地帯では冬場の鉄道運行に多額の費用がかかってしまいます。鉄道ビジネスで採算を確保するためには多くの乗客を大量に素早く運ぶことが大切なのですが、冬場の豪雪地帯では高いコストをかけて運転させても、列車を高速で走らせることは難しくなりがちですね。果たして豪雪地帯に鉄道が適した輸送手段なのか考えてみても良いと思います。

都市部でも雪による運転見合わせが発生

2018年は都市部でも多くの積雪が見られました。都市部の鉄道は雪に弱いため、運転見合わせや大幅な遅延が発生した路線が少なくありませんでした。鉄道が雪に弱い交通機関であることが、駅前のバス停に長蛇の列ができる場面からわかります。鉄道が運転を見合わせていても、バスは時として遅れながらも運転していることになるからです。

もちろん、都市部でも地下鉄であれば運転が可能です。ただ、地下に鉄道を整備するのには巨額の費用がかかります。特に多くの利用客を見込める路線でもない限り、雪対策として都市部の鉄道の地下化を進めることは難しそうです。東京や大阪の中心部ではすでに地下鉄路線が多数整備されており、これ以上地下に鉄道用のトンネルを掘ることが難しいとも言えます。やはり都市部を走る鉄道も、一定割合は地上を走り続けることになりそうです。

雪で立ち往生すれば乗客の身に危険が及ぶことも

鉄道が運転を見合わせるだけでも利用客にとっては悩ましいのですが、より困った状況が発生する場合があります。列車が雪により駅間で立ち往生してしまうケースです。雪に埋まって前進も後退もできなくなることがあります。

もちろん、鉄道会社としては直前に停車した駅を出発する際に、次の駅に到着できると考えるからこそ列車を運転させています。しかし、雪の降り方が急に強まった場合などには、駅間で列車が前進できなくなってしまうケースがあります。積雪量が多いとなれば駅間で乗客を降ろすわけにもいかず、雪が収まるまでその場から動けなくなることもあり得ます。

雪で立ち往生した列車に乗客が多ければ、寒さも影響して体力を奪われ、体調不良になる乗客が出ることも考えられます。救急車両なども雪により迅速に到着できない可能性があることから、列車が雪で立ち往生することはできるだけ避けるべきです。多くの降雪が見込まれる場合は、台風接近時などと同様に早目の運転見合わせが望ましいのではないでしょうか。

運転見合わせのタイミングが大切

降雪時には早目に運転を見合わせることで、列車が立ち往生するリスクを抑えることができます。鉄道各社は降雪が予想される際、輸送力の確保に努めるだけでなく、トラブルの未然防止にも力を入れてほしいところです。

もし鉄道が輸送力を大幅に削減するとのイメージが人々の間に定着すれば、大雪の日に外出しようと考える人を少しでも減らすことができます。また、大都市中心部の移動では地下鉄やバスの利用を促すなどすれば、運転見合わせや運転本数の削減を実施しても混乱を最低限に食い止められます。早目の運転見合わせは定期利用者などからの非難が予想されるだけになかなか難しいでしょうが、降雪が少なくない日本の鉄道会社は安全確保のためにも対策を進めてほしいと思います。