JR北海道のキハ283系車両のヘッドライト改装で光芒を狙いやすく

先日、JR北海道が宗谷本線でトライした観光列車の風っこそうやを撮影に行った際、ついでに少し時間を待って下りの特急サロベツも一緒に撮ってきました。

その際に気づいたのですが、キハ283系特急車両のヘッドライトユニットが改装されて恐ろしく明るいものになっていました。

色はLEDやHID系のかなり色温度高めの真っ白な色合いで、小雨交じりのあまり良い天気ではなかったものの日中の条件でもライトの明かりがものすごく目立つレベルの強烈な明るさになっていました。

従来は普通のハロゲン球

以前のキハ283系の列車のヘッドライトはごく普通のハロゲン球のライトだったと思います。通常の位置にある2組のヘッドライトは外側がごく一般的なタイプで内側にあるものはプロジェクタータイプの集光性の高いライトになっていました。

色合いも普通の白熱灯の黄色っぽいもので、明るさも列車で使われるものとしては普通レベルだったと思います。

6組のLEDアレイっぽい?

それが改修後のライトになるとフル発光させたときの明るさはかなり半端ないレベルのもので、日中でも撮影中にも思わずライトに意識が引っ張られてしまって撮影中のフレーミングが影響を受けるぐらいに強烈なものになりました。

同じ列車を後追い撮影して点灯していないライトユニットを確認してみると、発光部の色合いなどからどうやら使われているのはHID系の球ではなくLEDアレイのユニットだったようです。

明るさや真っ白な色合いのこともあるでしょうが、何より寿命の長さが選択の理由になっている気がします。大きな要素ではないでしょうが、収支が常に厳しい状態にあるJR北海道ではそういったコスト削減の積み上げが絶対に必要だと思いますから。

また、北海道の場合、ライトに気づいてもらう必要があるのは人間よりも野生動物の方が多くなると思います。

この記事で使っている写真の撮影ポイントは若干アップダウンとカーブが連続する山間ですから、恐らく線路そばにいるエゾシカを追い払うために列車が警笛を鳴らしながら走ってくるのは日常茶飯事です。

冬には除雪されて歩きやすい線路の上を鹿が移動したあしあとがついていることも良くあります。

都市部を走る列車よりも、明るいライトの重要性はずっと大きいのでしょう。

写真的にはライトからの「光芒」が狙いやすく

明るい点に近い光源を撮影するとそこから何本もの光りの筋、「光芒」が映り込むことがあります。この現象は狙って再現させることも可能ですが、そのためにはいくつか条件があります。

一つ目は光源が十分に明るいこと。

晴れの日の木漏れ日なんかは狙ってみたいポイントの代表格です。

二つ目は発光部の大きさが出来るだけ小さいこと。

夜景では遠景の明かりの方が光芒を狙いやすいです。最近イルミネーションでも使われることが多いLEDはサイズが小さく鋭い光り方をするので、光芒を狙うにはぴったりの光源です。

三つ目に撮影の際には思い切って絞り込むこと。

最低F8。可能ならばF11とか16またはそれ以上に絞り込んだ設定で撮影したいところです。

で、新しいキハ283系のヘッドライトはこの光芒を狙いやすいライトになっています、とにかく照度が高いですから。

ただ、メインのライトは6組のLEDアレイになっている関係で面発光に近いサイズの大きな光源になっていますので、シャープな光芒を出すのはちょっと難しくなっているかもしれません。

でもライトを全力発光させている状態だとその強烈な明るさもあって、簡単に光芒は発生させられます。好みもあるとは思いますが「メカっぽさ」を簡単に演出できるものですので、機会があれば狙ってみるのも面白い効果です。