富良野線120周年企画の団体列車「山紫水明」号撮れました。
10月10日、久々に家族で美瑛方面のドライブに行ってきました。その際、朝に旭川から美瑛に向かう国道237号線を走行中、富良野線が見える場所のいくつかにカメラを構えた人たちが集まっているのが見えました。
どうやら富良野線を行く列車を狙っているようでしたが事前に情報を知らなかったので、ちょっと不思議に思いながら目的地に向かっていたのです。
美瑛では十勝岳温泉で紅葉を楽しみ、白金温泉にある白髭の滝を撮影、青い池で無風の中でのすごい水鏡を体験したあと、観光農園の四季彩の丘の風景も満喫しました。
その帰りに美瑛の町に戻る途中でもやはり何カ所かでカメラを構えた人を見ました。
美瑛の丘の風景の中を行く富良野線は周囲の景観とのバランスも良いですし、地形との兼ね合いから線路を越えるオーバーパスなどもあり撮影ポイントはなかなかに豊富です。
そんな観光列車、著者も美瑛駅すぐ横で運良く撮影することが出来ました。
富良野線全線開通120周年記念の「山紫水明」号だった模様
今回出会った列車は富良野線が全線開通してから120年を記念した企画の団体臨時列車だったようです。著者が偶然に以前乗ることが出来た紫水号と、同じタイミングで改装された山明号を連結して走らせる山紫水明号を使ったものでした。
旭川と富良野の間をのんびりゆっくりと往復する列車だったようですね。
紫水号も山明号もどちらもシートレイアウトは普通のキハ40系なのでそれなりの定員があるはずですが、新型コロナウィルスの影響も考慮してか、40名限定のツアーとなったようです。
ちなみにどうみん割も使ったお得なツアーだったみたいですね。
美瑛駅ではたっぷり15分以上は停車時間を取っていました。
撮影したのは美瑛道の駅のすぐ横の歩行者用踏み切り
この山紫水明号に気づいたのは、美瑛ドライブの帰りにお土産を買おうと入った道の駅に行ったときでした。
線路の両側は駅の近くでも雑草があまりキレイに処理されてはいませんし撮影ロケーションとしては条件が良い場所ではありません。ですが、列車の運行スケジュールを知らない、といいますか、この列車が走ること自体を知りませんでしたので、美瑛駅を何時頃に出るかが不安で他の場所を探せなかった、と言うのもあります。
レンズ交換にすぐ側にある自家用車まで戻ることも出来ませんでしたし。
このため写真自体はイマイチかもしれません。
一応こんな感じで駅横にある特徴的な自由通路を背景に入れたりはできましたけれど。

美馬牛にある小学校の塔っぽいとんがり屋根が前田真三さんの写真などで有名になった関係か、美瑛町のあちこちにはこういったとんがり屋根モチーフの建物があるのです。
新しい美瑛町の町役場庁舎にも同じような屋根があります。
半逆光状態での撮影のため列車の色合いが上手く出ませんでした。その代わり列車撮影の定番の一つ、側面が輝く様子は上手く入ったかもしれません。

実はこの直前、山紫水明号が美瑛駅に停車している間、上空にはかなりハッキリとした彩雲も出ていたのです。

JR北海道の吉兆になるといいんですけどね。
通常は2両別々で普通列車に
かなり凝った改装になっている山明号と紫水号、今回のように連結して山紫水明号として運行されるのは観光列車のケースがほとんどです。
通常は別々に非電化区間の普通列車に交じって運行されています。こちらの運行スケジュールはよく分りませんので、JRを利用してみてこれらにあたったら大当たり、という感じで楽しむのがいいのかもしれませんね。
インテリアはなかなかこだわった作りになっていますので、そちらにも注目すると楽しいですよ。